マンション購入にかかる固定資産税とは何?

固定資産税は、市町村税に分類される税金のことを指します。 この税金は、現在あなたが所有している土地や家(一戸建て、マンション)、また保有している償却資産などにかかる税で、毎年1月1日の時点で登記簿謄本に記載されている土地や家屋、償却資産の所有者に課税義務が発生します。市町村税、つまりあなたのお住まいになっている市町村に納める必要があります。

償却資産とは

償却資産とは、簡単に言うと、会社や個人経営などで使用する機械や器具、備品のことを指します。
  • 構築物であれば・・・駐車設備、門、塀など
  • 機械・装置であれば・・・印刷機械、電動機、大型特殊自動車など
  • 船舶であれば・・・漁船、ボート、貨客船など
  • 航空機であれば・・・飛行機、ヘリコプターなど
  • 備品であれば・・・パソコン、コピー機、厨房機器、冷蔵庫、机、椅子、ロッカー、じゅうたん・カーテンなど
上記のように償却資産の対象となるものは非常に細かく決められています。基本的に自動車は対象外となりますが、特殊な車両に関しては対象内となります。上記の例は大阪市の償却資産を参考にしていますが、地域によって異なる場合があります。償却資産の概要を知りたい場合は、お住まいの市町村のホームページなどに掲載されていますので、参考にしてください。 ちなみに、土地や家屋に関しては登記簿謄本に記載されているので、常に課税対象となりますが、償却資産に関しては、申告制を採用しているので、自己申告をする必要があります。申告は義務となっています。しなかった場合には、その地方によっての罰則等があります。

固定資産税の計算方法

本題に戻りますが、所有または保有している土地、家(一戸建てやマンション)、償却資産(※会社・個人経営していえる人のみ)の価格をもとにして算出される固定資産税評価額に標準税率1.4%を掛けた額が固定資産税となります。 つまり、
  • 固定資産税 = 固定資産税評価額 × 1.4%
という計算で税額が算出されます。

固定資産税評価額とは

ここで新たなワードが出てきました。それは固定資産税評価額です。 固定資産税評価額とは、総務大臣が定めた固定資産評価基準をもとに各市町村が査定した資産の評価額のことです。 あくまでも、おおよその税率ですが、
  • 土地であれば・・・時価の60〜70%
  • 建造物(一戸建てやマンションなど)であれば・・・建築費の50〜70%です。
これは各市町村によって異なるので、お住まいの市町村を参考にしてください。固定資産税評価額の査定は3年ごとに行われることも知識として入れておくといいでしょう。 以上が固定資産税の概要です。]]>

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