中古マンションの購入と賃貸で住むのは、どちらが良い?

結論から言いますと、「検討されている物件にどのくらい住むか」がポイントとなってきます。

購入するメリット

やはり、ご自身が所有者となるので、気兼ねなく生活できるという点は非常に大きいでしょう。内装に傷を付けても、それはご自身の裁量内であるということです。賃貸の場合、最近では退去時に改装費の有無でトラブルになることが非常に増えていますが、このような問題で頭を悩ます必要はありません。 また、ご自身で自由に改装・リノベーションができますので、夢に描いたライフスタイルを手に入れられるのも購入の大きなメリットとなります。 次に、一生家賃を支払う必要がないという点です。30年近くローンを払う必要はありますが、住宅ローンを支払えば、その後の支払いは管理費などのみになり出費が小額で済みます。定年退職後に出費で悩むことは少なくなるでしょう。これは老後の安心にも繫がります。 その他にも、賃貸のように契約更新がないので、賃料の値上がりや更新料を支払う必要もありません。さらに、マンションなどでは、団体信用生命保険などに加入できるので、残りのローンを保険で支払えるようになります。 元々、分譲物件なので、月々の支払額が同じ賃貸物件にくらべ、グレードが高いのも中古マンションの魅力の1つです。

賃貸のメリット

賃貸では、購入する時と違い、入居時に多額の初期費用を支払う必要がありません。また、ご自身の都合に合わせて好きなときに引っ越しができるのも賃貸ならではです。住宅ローンが重荷になることもありません。 それでは、本題に戻りますが、 上記のメリットをふまえた上で、検討している物件を購入した場合と、賃貸の場合の費用を比較してみます。
購入する場合(4000万円の中古マンション)。
  • ローンを金利3%35年で3500万借りた場合・・・返済額5628万円
  • 管理費や修繕積立金・・・総額840万円
  • 固定資産税・・・総額525万円
  • 自己資金や、諸使用・・・800万円
35年で7823万円を支払う必要があります。
賃貸の場合(4000万円の中古マンションと同レベルの物件・家賃16.5万円で計算)
  • 初期費用(仲介手数料1ヶ月分+礼金2ヶ月分+敷金2花月分)・・・82.5万円
  • 家賃・・・総額6930万円
  • 更新料(2年に1度1ヶ月分の更新で計算)・・・280.5万円
35年で7293万円を支払わなければなりません。
35年の時点では賃貸の方がお得ですが、37年と半年以上住むのであれば、購入の方がお得になります。単純にお金の比較だけでなく、上記のメリットもふまえた上で検討されるといいでしょう。]]>

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