路線価とは何?

路線価は、道路に面した標準的な宅地1平方メートルあたりの土地の評価額で、国税庁が毎年8月ごろに発表しています。相続税路線価、倍率価格、相続税評価額とも呼ばれます。

相続税の課税額を算出する際に用いられる

路線価は、地価公示価格や売買の実例、不動産鑑定士による評価などを参考に定められています。 全国の標準的な土地の価格を調査・公表する指標が地価公示価格で、路線価は相続税や贈与税の課税額を決めるための指標です。 土地の面積に路線価をかけることで土地の相続税の課税額を割り出すことができます。 また、各エリアで最も評価額が高い路線価は特に最高路線価と呼ばれます。 2013年の東京の最高路線価は、「中央区銀座5丁目 銀座中央通り」で、1平方メートルあたり2152万円でした。銀座中央通りは2013年まで28年連続で日本で最も高い評価額を記録しています。

目安は地価公示価格の8割

路線価の目安は、地価公示価格の8割の額とされています。公示価格は路線価に先がけて毎年3月下旬に発表されるので、これをもとにその年の路線価を予測することが可能です。 2013年の路線価は7月1日に発表されました。2013年は前年から平均で1.8%下回り、地価公示価格と同様に5年連続の下落となっています。 このように、路線価は地価公示価格とあわせて、土地の価格の変動傾向を見るための指標としても用いられます。 また、公示価格の調査地点が数万程度なのに対し、路線価の調査地点は数十万と非常に多いのも特徴といえるでしょう。 取引を検討しているエリア付近に公示価格の調査地がない場合でも、路線価をチェックすることでおおよその公示価格を推測できます。 路線価は、国税庁のWebサイトで公開されています。また、国税庁や各税務署に直接足を運んで閲覧することもできます。]]>

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